Prince新作がタブロイド紙の付録として発売
兼ねてから議論を呼んでいたPrinceの最新作『Planet Earth』がUKのタブロイド紙、「Mail On Sunday」の7月15日号に付録CDとして配布される問題。290万部を無料配布することも、全くのニューアルバムをオマケとして配布してしまうなど試みとしては世界初であることは確かである。それもPrinceのようなメジャーなアーティストということでイギリスの小売業者やレーベルからは批判が巻き起こっているという。
しかしながら、今回のPrinceの行った行為、UKに限らず年々CDの売り上げを下げ、そしてリークや違法ダウンロードによる被害などを声高々に主張している音楽産業にとって冷や水をかけるような象徴的な事件に発展しそうだ。タブロイド紙ばかりでなくこのCDは今回のPrinceのUKツアーのチケットにも無料でついて来るということで、アルバムをリリースする予定だったSonyBMGは、本作のUKでの発売を断念した。
時代を見抜くという意味では、90年代ワーナーとの契約を解除を求めた係争で、レコード会社の契約に圧倒的なイニシアチブを握られていたミュージシャンの現状にNoを付きつけたり、mp3によるファンクラブへの配信ビジネスを世界に先駆けて行ったりと、常に最先端かつ挑戦的な試みを行って来た殿下。今回の試みも停滞しながらも新たらしいビジネス・モデルをなかなか作り出さない音楽業界への警鐘とも提案ともいえるものと言えるだろう。


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